24. リーダーウォークのトレーニングをした結果

引っぱる、動かない、でろくに散歩ができないぺろちゃん。

それを改善するために、リーダーウォークのトレーニングを始めた。

具体的には、前回書いたワンステップストップを散歩で応用するというものだ。

↓前回の記事はこちら。

23. ワンステップストップ(リーダーウォークのトレーニング)

トレーニングというと大げさだが、飼い主ができることは「前進する」「立ち止まる」「方向転換する」の3つだけ。

この3つの行動をタイミングよく組み合わせて犬がスムーズに歩けるように先導する、ということがリーダーウォークの基本だと私は解釈している。

犬が勝手にずんずん歩くのではなくて、飼い主に合わせて歩かなくちゃいけないんだ、ということを体で覚えてもらう。

そのために、自宅で練習したワンステップストップを散歩でひたすら実践。

最初はおやつを持参していたが、おやつがなくなると言うことを聞かなくなるため、おやつを持参するのはやめた。

言葉で褒めるとそれもまた興奮の材料になるらしく、言葉で褒めるのもやめた。

一緒に歩けることとたまのニオイ嗅ぎがぺろちゃんへのご褒美だ。(しゃーなしだよ。)


トレーニングをする前は徒歩10分の公園に行くのに30分もかかっていたぺろちゃんだったが、リーダーウォークを2ヶ月ほど続けたところ、スムーズに歩けるようになった。

長距離ウォークが可能になり、目標にしていた夙川でのお花見散歩が実現した時には、本当に嬉しかった。(後に引っ越したので、夙川を散歩したのは貴重な思い出になった。)

アイコンタクトをしながら並んで歩いていると、引っぱられながら歩いていた時には感じられなかった一体感があって、散歩が楽しく感じられた。

私が思い描いていた、犬との暮らしがやっと叶ったような気がした。


時は流れ、4歳になった今でもずっとトレーニングは続けている。

……というか、気を抜くと途端に引っぱりマンが現れるからだ。

それどころか、最近では「はいはい、横を歩けばいいんでしょ」的な表情で歩き、私の隙を見てニオイ嗅ぎをしたり草を食べたりする始末。

本当に要領がいいやつだなと思う。

私が注意すると、座り込んで毛づくろいを始めたり、耳をかいたりして明らかに不貞腐れた態度をとる。

決して従順とは思わない。

でも、それが人間っぽくて、つい笑ってしまう。

笑える余裕が、自分にできたということだ。

「絶対に言うことを聞かせなければ」と躍起になっていた時期もあるけど、今では私も力の抜き方を心得て、お互いに楽しく安全に歩ければそれでいいかとなっている。

ぺろちゃんをトレーニングしているつもりで、私のほうがトレーニングされていたのかもしれない。