「犬にも気分転換が必要なので、散歩では時々におい嗅ぎをさせてあげましょう」
ネット上にはそんな言葉がたくさん載っています。
私自身は、生後6ヶ月までは自由にさせていました。
ですが、その間にさまざまな弊害を感じたことと、生後7ヶ月を過ぎて問題行動が増えたため、犬に自由ににおい嗅ぎをさせるのをやめました。
具体的な理由をこの記事でご紹介します。
【私が犬ににおい嗅ぎを自由にさせない理由】
1. 拾い食いをさせないため
道路には、タバコ、お菓子の袋、マスクなどが、公園には、放置された糞、誰かがまいた猫のエサ、チョコレート、薬などが落ちています。
悲しいけれど、これは実際に私が西宮市内を散歩中に目撃したものたちです。
うちの犬にとって、におい嗅ぎは拾い食いの前兆。
どんなに気をつけていても、気づいたら口をクチャクチャしている犬に、気が休まることがありませんでした。
見た目でわからない場所も、除草剤や農薬などの心配もあります。
安心してにおい嗅ぎさせられる場所なんて、正直どこにもないんですよね。
2. オシッコをさせたくないから
世の中、犬が大好きな人ばかりならいいけど、そうじゃない人からしたら犬のオシッコなんて不快でしかありません。
だから、私は散歩前にオシッコをするようにしつけの練習を始め、散歩中にオシッコをしないようにしています。(まだ未完成ですが。。。)
犬が散歩中にオシッコをしないと、散歩がすごく楽です。
水をかけているスキに犬が拾い食いしたり、うろちょろして危ない目にあうリスクが減るので、ぜひオシッコはコマンドでできるようにしていきたいと思ってます。
3. 感染症や寄生虫のリスクを避けるため
歩いている時よりも、におい嗅ぎのほうが体は地面に近くなります。
普通に歩くよりも感染症や寄生虫のリスクは当然、高くなりますね。。
【におい嗅ぎは最低限に】
では、散歩中うちの犬にはどうしているかと言うと、公園の決まった場所で、ほんの数分だけにおい嗅ぎをさせる程度です。
それよりも、公園の広いスペースで一緒に思い切り走ったり、ボールやフリスビー遊びをすることで発散させるようにしています。
↓週に3〜4回はこんな感じで散歩中に遊んでます。
におい嗅ぎは本能行動だし、自由にさせすぎると飼い主の言うことをきかなくなると思うんですよね。
私自身は、におい嗅ぎの前に必ず犬を座らせて、許可を出してからさせるようにしています。
終わる時は「オシマイ」と言って、ヒールの位置につけて歩き始める。
そうすることで、散歩にメリハリが出るし、犬に引っぱり回されることがなくなりました。
犬は犬らしく、というのが犬の幸せだと考える人と、人間社会に生きる以上は人間の生活に合わせたしつけをするほうが犬は幸せだと考える人の両方がいます。
私はどちらかというと後者ですが、前者の気持ちもよくわかります。
どちらも、偏りすぎると結果的に犬につらい思いをさせることにつながってしまうので、バランスよく考えたいものですね。(それが難しいのですが。。)