先日のこと。
その週は夫の夜勤が立て続けに入っていて、ワンオペ育犬の日が多く、おまけに生理で、疲れがたまっていた私は、すごくイライラしていました。
そんな時に限って、犬が言うことを聞かない。
蒸し暑い朝、重い体を引きずって出かけた散歩先でぐずつく犬にイライラがピークに。
うちは、ごはんを散歩の後にあげているのですが、あまりに言うことを聞かなかったので、長めに「マテ」をさせようと思ったのです……。
【マテが我慢できずに食べ始めてしまった犬】
小さい頃から我が強く、噛みグセのあったうちの犬。
食べることが大好き、ということを利用して服従心を養うために、食事前の「マテ」は習慣になっていました。
ごはんよりも私や夫の顔を見てくれたら、「いいよ」と言って解除するようにしています。
それが、その日は目線がごはんに一直線。
そういえば、散歩中も私のことは知らん顔して、他の人に媚を売ろうとしてたな……。
思い出すと悲しくて、悔しくて。
「飼い主は私だよ?こっちの顔を見てよ……」と、イライラしながら犬を見つめていました。
ところが。
「いいよ」の声を待たずに、犬がごはんを食べ始めてしまった。
普通なら怒ったりしないのですが、その日はカッとしていしまい、机をバーンと叩いて、ごはんを取り上げてしまいました。
【犬の心にできてしまったトラウマ】
一旦クールダウンしようと思い、そのまま部屋を離れ、数分後に戻って、もう一度サークルの中にごはんを出しました。
犬はごはんを出す私をじっと見つめていましたが、耳はぴっとりと後ろにはりつき、こわばっているような顔をしていました。
「いいよ」
と言っても、ごはんに近づこうとしません。
その時初めて、私は「やってしまった……」と思いました。
あんなに食べるのが大好きな子が、ごはんを出しても寄ってもこないなんて。
絶対におなかはすいているはずなのに。
私は、自分の一時のイライラのために犬の心を傷つけてしまったんだ、と、後悔しました。
泣きながら
「ごめんね、怖かったよね。ごめんね。。。」
と謝り、フードを手のひらにのせて見せると、こわごわと近づいてきて、やっとごはんを食べてくれました。
それでも、片足はクレートに入ったまま。
私は犬との信頼関係をぶち壊しにしてしまったのです。
数日経っても、ごはん前の「マテ」の後「いいよ」と言っても、しばらく食べるのをためらう様子が見えました。
大好きなごはんなのに、こんなにも怖がらせてしまって、私は本当にひどいことをしました。。。
これから時間をかけて、信頼を取り戻していこうと反省しています。
【これから改善すること】
反省するだけだと、また同じことを繰り返してしまうのはいやなので、改善するべき点を考えてみました。
というのも、犬を飼い始めた当初に「育犬ノイローゼ」になりかけた時も、同じような精神状態だったからです。

気づいたら、犬にかまいすぎてる自分がいるんですよね……。。
疲れがたまっている時は無理して散歩に行かない
ジャックラッセルテリアは運動量の多い犬。
少しでもストレスなく暮らしてほしいと思うので、散歩はめったに欠かさないようにしてきました。
でも、今回のようにワンオペが続くと、やっぱり疲れるし、自分が楽しめないと犬にも逆にストレスを与えてしまうことに。
そういう時は、無理せず休む勇気を持とう、と思いました。
あえて離れる時間を作る
私は専業主婦だし、犬のいるリビングが一番快適なので、四六時中犬と一緒に過ごしてます。
でも、それだと犬も分離不安になるリスクがあるし、自分もずっと犬のことを気にしてしまう。
それが知らず知らずに疲れとして蓄積してしまうのかも、と思いました。
時々はちがう部屋で過ごすなど、あえて離れる時間も必要だな、と思いました。
【それでもめげない犬】
私は犬を飼う前はもっと情緒不安定だったので、犬にメンタルを鍛えてもらっているようなものです。
だから、犬には時々つらい思いをさせていることも正直あると思います。
それでも、めげずに、私についてきてくれる犬には感謝するばかりです。
それはうちの犬がジャックラッセルテリアだからなのかは、わかりません。
ただ思うことは、うちの子がこの子でよかった、ということ。
この記事を読んで不快になられた方がいたら、ごめんなさい。
自分自身、葛藤しながらの飼育ですし、飼い主として適した人間とも思いません。
でも、こういうことも書かなければ、正しい飼育を伝えることはできないと思ったので、記事にしました。
飼い主も犬と一緒に成長していけばいい、そうやって家族になっていくんだと、いろんな事件が起こるたびに実感しています。
最初から完璧な飼い主も、犬も、いないんですよね。
もしかしたら、肩に力が入りすぎていたのかもしれません。
幸い、犬は相変わらず私にくっついてきてくれますし、散歩中も言うことを聞いたり聞かなかったりと、今までと変わらずいてくれています。
「時々ヒステリックになるオカン」くらいに思ってくれていたらいいなぁとは思いますが、もっともっと、信頼できる飼い主になれるように、努力していこうと思います。