先日、SNSで犬が迷子になってしまった人の投稿を見ました。
「花火大会に犬を連れて行ったら、犬が音に驚いて逃げてしまった」
というもの。
私自身は、人ごみになる場所に犬を連れて行くこと自体、かわいそうだし危険だと思っているのですが、、、
ツイッターで検索してみると毎年、同じようなことが起きているようです。
注意喚起のためにこの記事を書いておこうと思います。
【花火大会は犬にとっては恐怖しかない】
犬は人間よりも耳がいい。
打ち上げ花火の音は、人間が聞いても「ドンッ」と大きな音で、音圧も感じますね。
犬には私たちの何倍も大きい音に聞こえるし、音圧もよりすさまじく感じているでしょう。
それこそ、身に迫る爆弾のように。
暗闇で、人ごみで、おまけに恐ろしい爆発音が何度も聞こえたら、逃げたくなるのは当たり前ですね。
【ショック死した犬もいる】
さらに、
「犬が花火の音に怯えてショック死した」
という内容のツイートが目に入りました。
ネットで検索してみると、そういう事例もいくつかあるようです。
花火は1発だけではなく、大きい音が何度も繰り返し鳴り続けます。
犬が恐怖心からパニックになり、ひどい場合には心臓発作を起こしてショック死してしまう、ということは、ふつうにありえます。
同じことが、雷でも起こります。
【花火大会に犬を連れて行くことは虐待です】
それでも、どうしても花火大会に連れて行きたい飼い主は
「家族だから」
とか言うんでしょうね。
私は、そこまで危険にさらしてしまうのに、犬を花火大会に連れて行くのは「虐待」だと思います。
中には、花火を怖がらない犬もいるかもしれない。
でも、犬は大好きな飼い主が連れて行くから、仕方なく一緒にいるというだけです。
虐待を受けている子供が、それでも親が好きって言うのと同じ。
そうしないと生きていけないからです。
【犬を花火大会に連れて行ってはいけない】
以上のようなことから、犬を花火大会に連れて行ってはいけないと思います。
犬を家族と思うなら、せめて犬が怖がる恐れのあることはやめときましょうよ。
その英断ができないなら、毒親ならぬ「毒飼い主」だと私は思います。