8. 犬のフード選び

一言にドッグフードと言っても本当にいろいろあって、飼育初心者としてはすごく迷ってしまうものだ。

一番最初は、お迎えした場所で食べていたものを与え、自宅の環境に慣れさせることを優先したほうがいいと思う。

子犬期は消化器官が強くないため、フードを安易に変更すると下痢をしてしまうことがあるからだ。

その後は、必要に応じてよかれと思うフードを選べばいい。

ドライもウェットも、なんなら手作り食もあるし、正解はない……だけど、犬の体つき・被毛・皮膚・体調などで正解かどうかを確認する必要はある。


ぺろちゃんはペットショップでお迎えしたため、スタッフの方に何のフードを食べていたか教えてもらい、同じものを購入してしばらく食べさせていた。

犬は基本的には同じフードを食べ続けても問題ないとされているが、デメリットとして「特定の食物へのアレルギーのリスク」や「いつもと違うものを消化器官が受け入れづらくなること」があると知り、フードローテーションを考えるようになった。

突然の終売や、為替による価格の変動がないとも限らないし、いつものフードがいつでも手に入るとは言い切れない。

だから、犬も多少はいつもと違う食べ物に慣れることが必要だ、、、

というのは建前で、せっかく生まれてきたならうまいものを食って死んでいきたいものである。

ぺろちゃんには、幸せな一生を送ってもらいたいということで、食べる喜びが少しでもあれば……という、飼い主心から、私はいろんな食事を試みた。


ぺろちゃんは1歳頃から、主原料がちがうフードを交互に与える「フードローテーション」を始めた。

具体的には、ニュートロのラム・鹿肉・チキンを、1袋食べ切るごとに切り替えるやり方だ。

その後、手作り食に興味を持った私は、いろんな情報を元に手作り食にも挑戦。

栄養が偏らないように、朝昼はドライフード、夜は手作り……というやり方をしていた。

よかった点は、子犬の頃はよく下痢をしていたぺろちゃんだが、いろんなものを食べて消化器官が強くなったのか(そう思いたい)ほとんど下痢をしなくなったこと。

よくない点は、もしアレルギー症状が出たら原因の特定がすごく困難だということ。(幸いそれはなかった。)

ただ、ドライフードに比べて、手作り食は明らかに食いつきがちがうため、たとえ味はわからなくても、香りや食感などで食べる楽しみが犬にもあるのだろうと思う。


そんな食生活を1年ほど楽しんでいたのだが、2歳半頃にぺろちゃんが結石症だということが分かり、療法食のフードに変えざるを得なくなってしまった。

療法食だけ食べていても結石はできるので、手作り食が原因ではないと思うが、犬にはそういうリスクもあるというわけだ。

4歳現在は、ストルバイト結石・シュウ酸カルシウム結石の両方に対応するため、療法食2種類を1ヶ月ごとにローテーションしながら、週に1食だけ、お楽しみとして手作り食も与えている。

結石で苦しませたくないし、食べる楽しみもあってほしい……

その中間地点を保持するために、定期的な尿検査とエコー検査でしっかりと確認している。


そんな感じで、飼い主がこれと決めても、犬の体質や年齢などでフードを変えざるをえないこともある。

そういう意味では、ずっと同じフードを食べ続けられることも幸せなことだと思う。

どういうフードを選ぶにせよ、基本は犬が健康でいられるかどうか、だ。

その判断を誤らない飼い主でいたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA