ぺろちゃんがまだ子犬だった時のこと。
散歩で出会った他の犬の飼い主さんに、「子犬をどこで買いましたか?」と質問を受け、モヤモヤとした気持ちになったことがあります。
ネットを見れば、ペットショップで犬を買うことが悪いことのように書かれていたりします。
この記事では、それに対する考察を書いてみたいと思います。
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【ペット業界の闇】
ペットショップに悪いイメージがある理由を調べてみたところ、パピーミルの存在にその一因があることがわかりました。
パピーミルとは、直訳すると、子犬の工場。
利益を優先し、劣悪な環境で大量に繁殖をさせるため、親犬も生まれてくる子犬も大変なストレスを抱えることに。
動物福祉の観点から問題視されています。
私に声をかけてきた飼い主さんは「ブリーダーから譲ってもらった」という話をしていました。
しかし、ブリーダーだからと言って、すべてのブリーダーが善良であるわけじゃない。
ブリーダーにも生活があり、子犬を産んでもらおうにもコストがかかる。
安定的に収入を得ようと思えば、パピーミルのようなことをする人がいてもおかしくないです。
それを一般消費者(あえてそう書きますが)の立場から、いいブリーダーかそうでないかを判断するのは難しいと思います。
では、保護犬ならいいかと言うと、売れ残りや、捨て犬、野犬、病気や障害のある犬の受け皿として機能する反面、それをあてにしたビジネスを助長させる面もある。
「保護犬なら安く手に入る」と安易に犬を飼い始め、簡単に手放してしまう人もいるだろうと思う。
つまり、ペット業界の闇とは、「犬を飼いたい」という人間のニーズを叶えるために必然的に生じる問題であり、どこで犬を引き取ろうとも、犬を飼っている人全員がその闇と関わっているということ。
いくらきれいごとを言ったって、自分が選んだ犬の背景には、選ばれなかった犬がいるのだから。
それをなくそうと思えば、人間が犬を飼うこと自体をあきらめなければいけないのだと思います。
【飼い主の責任とは】

じゃあ、私にできることは何?と考えたら、飼い主としての責任を果たすということ以外にない。
ぺろちゃんが安心して暮らせるようにすること。
食べ物と飲み物を適切に与えること。
衛生と健康の管理を怠らないこと。
運動や遊びを通してストレスを最小限におさえること。
一生添い遂げること。
私にとっては、ぺろちゃんはわが子のような存在で、出会いをくれたペットショップにも、ぺろちゃんを産んでくれたお母さん犬にも感謝しかないです。
だから大事に育てています。
最近は、動物福祉という言葉をよく目にするようになりました。
そんな概念が世の中に広まって、悪徳業者が淘汰されざるをえない状況になるといいですね。
私自身も、犬と人とが幸せに共存できる社会の実現に貢献できるよう、学びを続けていきたいと思います。