子犬の甘噛み対策や歯みがき対策に、木のおもちゃを考える人は少なくないと思います。
私自身、自然に近いおもちゃのほうがいいのかな、と思い、ペットショップで見つけたNeem(ニーム)の「歯みがきボーン」を買ってみました。
3本セットで1700円ほどのお値段です。
実際に犬に与えてみたので、この記事でレビューをご紹介します。
【Neem(ニーム)歯みがきボーンの特徴】

自然木を思わせる形のおもちゃ。
表面にはニームオイルが吹き付けられていて、その成分で歯の健康をサポートしてくれるんだとか。
【生後5ヶ月の子犬に与えてみました】
最初は木のにおいに警戒していましたが、しばらくしてかじりつき始めました。
ところが。

ものの数分で、木の皮がはがされ、部屋に散乱。
しかも……

犬が木の皮を食べる。。。汗
これはよくない、と木の皮を全部はいで捨てました。
ニームの効果は皆無に。。。
それでも、しがむことで歯みがきできるなら……と、しばらく与えていました。
噛んでいる間は気持ちよさそうにしていたのですが……。
【与えっぱなしにしてしまった結果】

前回の記事でも書きましたが、この当時は木のおもちゃを与えっぱなしにするリスクを認識していませんでした。
最終的には上の写真のように、原型がほとんど残らないほどに。
1本500円もするだけに、やっぱり元は取りたいし、これだけ噛んでくれたら買った甲斐がある……というのは、飼い主のただの自己満足。
数日後の朝、犬が吐き戻すまで、私は自分の考えの甘さに気づくことができませんでした。
その吐き戻したものの写真が下。(見たくない人はお気をつけください)
↓

かじりながら食べたであろう木くずと、散歩中に拾い食いした木の実などが出てきました。
出てきたからまだよかったものの、胃腸の中で引っかかって腸閉塞にでもなったら、最悪犬を死なせてしまうことになります。
しかも、一度飲み込んだものは、場合によっては年単位で胃腸に残り、数年後に不調となってあらわれるケースもあるそうです。
また、木くずは鋭利な形をしているので、飲み込んでも危険だし、踏んだりしても危ないです。
甘噛みをやめさせたい、でも、犬の相手をしていられないから……と、与えたものが犬の命を奪うことがあるんだと知り、おもちゃの与えっぱなしは今後はしないようにしようと心に決めました。
私のせいでしんどい思いをさせてごめん、、、そう思いながら。
【歯みがきはおもちゃ頼みにしないで飼い主自身がするべき】
私自身は、甘噛み対策としてこのおもちゃを与えましたが、中には歯みがき目的で与える人もいると思います。
その後、家庭犬トレーナーの勉強をした上で書きますが、歯みがきはおもちゃ頼みにしないで飼い主自身がするべきです。
歯みがきできるほど口を自由に触れるようにしつけすることは、日常生活をする上でとても大切なこと。
飼い主が口を触るのを嫌がる犬は、動物病院でもペットサロンでもめちゃくちゃ迷惑をかけると思います。
また、自分で歯みがきをすることで、犬に異変があったらすぐに気づくことができます。
犬のしつけも健康管理も、飼い主の責任なので、ぜひ頑張りましょう!
【リスクも知った上で与えるべき】
というわけで、この商品は以下のようなデメリットがあり、与える際は注意が必要です。
・犬が食べるリスクがある
・木くずが散乱する
・木くずが鋭利
飼い主自身が、きちんとした管理のもと与えられるのであればいいとは思いますが、目を離せないようなおもちゃを与えること自体がすでにリスクだと私は思います。
うちの犬みたいに、なんでも食べちゃう犬でなければいいかもしれませんが……。
あくまでも個人的な感想ですので、ご参考までに。