犬にとって、運動は生きがいであり、必要不可欠なもの。
運動が不足すると、退屈から破壊行動・攻撃行動・常同障害(しっぽを追いかけ続ける、体を舐め続けるなど)・睡眠障害を起こしてしまうケースも。
特にジャックラッセルテリアのように、たくさんの運動が必要な犬種にとっては、運動不足は大きなストレスとなってしまいます。
この記事では、散歩に行けない時などに、わが家でしているボール遊びをご紹介します。
以下のような人におすすめの内容です。
・犬と室内でできる遊びを知りたい人
・散歩以外にできる運動を知りたい人
・犬の室内でのいたずらに悩んでいる人
・足の不調や妊娠中などで十分な散歩ができない人
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【ボールの選び方】

同じボールでも、素材や固さ、におい、音の有無などで好き嫌いがあります。
ボール選びはけっこう大切です。
サイズ
犬の口より少し大きめのサイズを選ぶといいでしょう。
すっぽりくわえられるようなサイズだと、興奮して飲み込んでしまうリスクがあります。
素材
私が試してきたボールは、発泡スチロールにカバーがついたもの、表面が毛羽立っているテニスボール、固めのプラスチックのボール、ロープでできたボール、ゴムボールの5種類。
それぞれに感じたメリットとデメリットをいかにまとめています。
発泡スチロールのボール
メリット:軽い、壁に当たっても騒音になりにくい
デメリット:カバーをはがそうとする、跳ねないので飽きやすい
テニスボール
メリット:よく跳ねて楽しそう、ものによっては音が鳴る
デメリット:表面を噛みちぎる、唾液で濡れる
プラスチックのボール
メリット:安い、ものによっては音が鳴る
デメリット:すぐ穴があく、跳ねないので飽きやすい
ロープのボール
メリット:安い、噛みごたえがある
デメリット:重い、跳ねないし転がらない
ゴムボール
メリット:洗える、耐久性がある
デメリット:重量がある、壁に当たると騒音になりやすい
ちなみにぺろちゃんは、外遊びでは洗いやすいハイバウンドボール(下の画像参照)、
室内遊びでは、テニスボール(下の画像参照)
を使用しています。
使い古したものより、新しいボールのほうが断然嬉しそうなので、折を見て買い替えてあげるとフレッシュな気持ちで楽しめます。
【犬とのボール遊びのやり方】
1. 関心をひきつける
犬にボールを見せるだけでは、いまいち反応が悪いかもしれません。
手に持ってアピールするなど、犬の関心を十分にひきつけます。
2. ボールを投げて遊ぶ
飽きないように遊ぶコツは、いろんな投げ方をすること。
スローモーションにしたり、フェイントを入れたり、違う方向に投げたり……
ランダムにすると、犬も人間も飽きずに遊べます。
・声かけやコマンドをしながら
無言で遊ぶよりも、「グッド」など声かけをしたほうが、犬も自分も楽しくてハッピーです。
犬の動作に合わせて「持って」「来い」と声をかけると、コマンドの練習にもなります。
・最初は一方通行でも焦らずに
ぺろちゃんは子犬の頃、ボールを投げたら投げっぱなしで、一人で追いかけ回して遊んでいました。
半年ほど遊んでいるうちに「投げてもらったほうがおもしろい」と学んだようで、自然とボールを持ってくるように。
声かけと日頃の信頼関係の積み重ねで、ボール遊びのクオリティも高まります。
3. 終了の合図をしてボールを片付ける
犬がウロウロし始めたり、座り込んでカミカミし始めたら飽きたサイン。
そのままボールをあげたままにしていると、ボールを破壊して破片を誤飲してしまうリスクがあります。
ぺろちゃんには、喜んで「おしまい」できるように「おしまい」と言うとおやつがもらえると覚えさせたので、スムーズに片付けができています。
「ちょうだい(はなせ)」のコマンドを教えるのにも、ボールはおすすめです。
【参考動画】
室内でボール遊びをしている時の映像もあるので、こちらも参考にどうぞ。
うちはマンションなので、ボールの当たる場所はクッションで衝撃をカバー。
足裏の保護と階下への騒音防止に、ヨガマットを敷いて遊んでいます。(動画の畳の部分はふだんはふとんなので…)
少しでも運動量を増やすために、クッションで障害物を作ってジャンプもさせてます。
【ボール遊びをする時の注意点】
食後は数時間以上あけてから遊ぶ
食後すぐに運動すると、胃捻転や胃拡張になってしまうリスクがあります。
少なくとも1時間はあけてから遊ぶようにしましょう。
興奮をコントロールする
子犬やしつけの入っていない犬は、ボール遊びによって興奮が高まると、噛みつきなどの攻撃行動が出てしまう場合があります。
興奮レベルを見極めて遊びを中断するなど、飼い主さんの側で興奮をコントロールしてあげることが大切です。
すべての犬がボール好きとは限らない
ボール遊びが好きな犬もいれば、そうでない犬もいます。
犬の気分や体調によって、遊んだり遊ばなかったりするのはふつうのことです。
「遊び方がわからない」「体が痛む」「興味がわかない」などの理由で遊ばないこともありえます。
よく犬を観察し、その子に合った遊び方を考えてあげたいですね。