ぺろちゃんが子犬の時期、私は以下のようなことに悩んでいました。
・興奮しやすい
・一度興奮するとなかなかおさまらない
散歩中は、鳥や猫、音の大きなバイクなどを見ると、すぐ興奮して、突発的に追いかけようとするので、ヒヤッとすることが何度も。
一度興奮するとなかなか落ち着かず、まともな散歩ができませんでした。
ただでさえ興奮しやすいジャックラッセルテリアなので、しつけとしてできることはないだろうかと思っていたところ、「リラックストレーニング」というものを知りました。
この記事で詳しくご紹介します。
以下のような人にもおすすめの内容です。
・犬と一緒に飲食店や旅行に行きたい
・動物病院で犬がじっとできなくて困る
・散歩でいつも犬に振り回されている
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【リラックストレーニングとは】
私がリラックストレーニングについて知ったきっかけは、ヴィベケ・リーせ著『ドッグトレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック』を読んだこと。
この本によると、子犬や若い犬にとってはすべてが新鮮で刺激が強すぎるため、なかなか飼い主に集中できない、とあります。
リラックストレーニングとは、刺激を刺激と思わず当たり前のものとして、いつでもリラックスした犬でいられるための「社会化トレーニング」。
具体的には、「犬と一緒にゆったり過ごす」・「コマンドをすること」をどんな場所でも行い習慣づけること。
刺激の少ない自宅から始めて、人や犬の少ない慣れた場所→人や犬の多い慣れた場所→人や犬の少ない初めての場所……というように、徐々に難易度を上げ、場数をこなしていきます。
どんな場面でも、犬が刺激ではなく飼い主に、安心して集中できることを目標とします。
【リラックストレーニングの体験談】
ぺろちゃんは、生後10ヶ月頃からリラックストレーニングを始めました。
散歩中は、「スワレ」や「ストップ」のコマンドをして、急な飛び出しをしないようにトレーニング。
公園で遊んだ後には、毎回ベンチや芝生などに座って、おやつを食べたり水を飲んだり、クールダウンの時間を設けるようにしています。
最初は外でコマンドなんかきいてくれなかったし、ベンチに座っても5分もじっとしていられませんでしたが、毎日やっているうちに少しずつできるようになりました。
この記事を書いている時点で、ぺろちゃんは2歳と1ヶ月ですが、今でも毎日継続中です。
今では、「ストップ」と言うと行きたそうにするも我慢するような場面も見られるようになったし、「休憩しようか」と声をかけると自分からベンチに座ってくれます。
成長が感じられて嬉しいですし、安全にお散歩できて気苦労することが減りました。
【リラックストレーニングをするメリット】
上に書いたこと以外にも、リラックストレーニングには以下のようなメリットがあります。
一緒に景色を楽しめる
上の写真は、桜の季節に地元の夙川沿いをお散歩した時のもの。
一緒に座って休憩しながら、お花見が楽しめて嬉しかったです。
別の日には、香櫨園浜をお散歩。
休憩しながら海の景色や空気を満喫。
いつものお散歩も、こういう時間があるとぐっと楽しくなります。
カフェでも落ち着いていられる
上の写真は、初めてスタバのテラスに連れて行った時のもの。
飲食店は初めてだったので、じっとしていられるか心配でしたが、ちゃんとおすわりをしてくれました。
まだ場慣れしてないので、場数を増やして、もっと落ち着いて過ごせるようになってくれたらいいなと思っています。
動物病院でも落ち着いていられる
避妊手術をした動物病院には恐怖の記憶があり、待合室でブルブル震えたり暴れたりしていたのですが、病院を変えたところ、恐怖心から暴れる、という感じではなくなったのでよかったです。
とは言え、待合室で他の犬がや人に興奮してしまうので、まだまだトレーニングが必要。
定期検診として2ヶ月に1回ほど行くので、それで慣らしていけたらと思っています。
【絶対にするべきトレーニングです】
まだまだ落ち着かないな〜と思うことはありますが、地域の方からは「落ち着いてるね〜」と褒めていただけることも。
社会において、犬と飼い主に安心感を持ってもらうことも、犬にとって心地よい社会を作っていくためには大切なことだなと思います。
また、SNSでは犬の捜索願いをたびたび目にしますが、リラックストレーニングをしていれば、犬の逃走を防ぐこともできるのです。
以上のように、愛犬を守るためにも、社会を守るためにもリラックストレーニングは絶対にするべきトレーニングだと思います。
毎日ほんのちょっとでいいので、読者さんもやってみてくださいね。
↓この記事でご紹介した書籍のレビュー記事はこちら。
【レビュー】ヴィベケ・リーセ著『ドッグトレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック』