以前、ジャックラッセルテリアの毛質についてご紹介しました。
ジャックラッセルテリアの毛は1年中抜ける!わが家の抜け毛対策をご紹介します1年中毛が抜けるので、せめてお手入れをして抜け毛が散らかるのを防ぎたいところ。
この記事で、ジャックラッセルテリアの毛のお手入れ方法と必要な道具についてご紹介します。
※ジャックに限らず、ダブルコート・ワイヤーヘアーのテリア種のお手入れに役立つ内容です。
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【使うのはトリミングナイフ】
最初は何もわからずに「スリッカーブラシ」や「グルーミンググローブ」を買ったのですが……
ワイヤーヘアーの犬は、すべるだけで、まったく毛が取れません。
ジャックラッセルテリアのお手入れには、「トリミングナイフ」を使うのが正解。(ストリッピングナイフとも呼ばれます。)
私が使用しているのは、ケイプロというメーカーの614(細目・オーバーコート用)。
オーバーコート用とありますが、アンダーコートもちゃんと取れ、プラッキング(後で説明しますね)もできるので、これ1本さえあればお手入れができます。
ナイフと言っても、スパッと切れるような危ないものではなく、刃先をぎゅっと持ってもケガをすることはありません。(…かと言ってケガをしないとも限らないので、気をつけて扱ってください。)
【わが家のお手入れ方法】
それでは、ぺろちゃんに実際に行っているお手入れをご紹介します。
レーキング
レーキングとは、アンダーコートを取り除く作業のこと。
…と言っても、難しいことはなく、トリミングナイフでブラッシングをするような感覚です。
多少、犬の皮膚が引っ張られるので、ナイフを動かす反対方向に皮膚をおさえながら行います。
写真のようにふわふわとした毛が取れます。
レーキングをする時に一緒にオーバーコートも多少は抜けるので、定期的にレーキングを行っていれば、お手入れとしては十分だと思います。
プラッキング
プラッキングは、トリミングナイフと親指で毛をはさみ、無理なく抜ける毛を取り除く、というイメージ。
レーキングよりも皮膚が引っ張られるので、痛くないように、こちらも皮膚を反対に引っ張りながら行います。
写真のように、固くてまっすぐなワイヤーヘアーが取れます。
ちなみに、トリミングナイフを使わずに手でひたすらむしる、というやり方もあります。
目頭の毛をカット
目頭の毛が伸びて目に入りそうになったら、先端が丸いエチケットはさみ(眉毛とか鼻毛とか切るやつ)でカット。
日頃からマズルに触ることに慣れさせていれば問題ないですが、じっとできない場合は、2人がかりで保定・高い台にのせる・口輪を使用するなど、、工夫しないと難しいかも。
散歩後など、疲れて抵抗が少ない時に行うのも1つの手です。
サロンに行くのも社会化トレーニングの1つなので、無理せずサロンも利用すべし。
細かい部分はバリカンでカット
お尻周り・足・お腹などの細かい部分は、部分用バリカンでカットします。
下の記事で詳しくご紹介しています。
【私の口コミ】自宅で簡単!パナソニックの犬用バリカンで肛門まわりカットお手入れの頻度は、週に1〜2回のレーキング&プラッキング、その他のカットは月1回ほど行っています。
【プラッキングは必要?】
ジャックラッセルテリアは、プラッキングが必要だと、一般的には言われています。
プラッキングには、定期的に毛を抜くことで皮膚が刺激され、毛質を強くして毛艶を保つという意味があるのですが、家庭犬においてはさほど神経質になる必要はありません。
また、毛を抜くことに慣れていないと、犬が痛がって、お手入れが苦手になってしまう可能性も。
人間がいつもケアしてる眉毛を抜くのは痛くなくても、ふだん抜いたりしない指毛を抜いたらめっちゃ痛いのと同じ。
若くて体力があって元気な犬であれば、徐々に慣らしてあげられると思いますが、そうでなければプラッキングにこだわらなくてもいいと思います。
飼い主さんにとっても犬にとっても、ストレスなく続けられるお手入れをすることが大切です。
ただ、プラッキングが不要かと問われたら、そうとも言えない。
ぺろちゃんは背中は慣れてますが、お尻や足はなかなかさせてくれなくて、、
ちゃんとプラッキングしてる背中の毛はツヤツヤですが、できてない部分は毛艶がなく、やわらかくて引っかかりやすいのです。
どちらが健康で美しく見えるかと言われたら、やっぱりプラッキングしてるほうがいい。
さらに、プラッキングには皮膚を強くする、という意味合いもあります。
というわけで、私自身はプラッキングをゆる〜く続けている、という感じです。
【バリカンで全身カットはNG?】
「暑そうだから、全身バリカンで短く!」と考える人もいるでしょう。
でも、犬の毛って人間が思う以上に大切な役割があって、バリカンで毛を短くすると犬の寿命まで短くしてしまうかもしれません…。
犬の毛は見た目に暑そうなだけで、体温調節に役立っていますし、紫外線や虫などの外的刺激から皮膚を守る役割もあります。
バリカンで全身を短く刈ると、上記のようなバリア機能を失ってしまう他、毛質が変わってしまう・毛が生えなくなるなど、デメリットのほうが多い。
サマーカットみたいなのってかわいく見えるけど、健康を損ねるリスクを考えると、人間の自己満足に付き合わされてるな〜って思っちゃうんですよね。。。
(本当にかわいいんだけど。。。)
治療などでやむを得ない場合を除いて、バリカンでの全身カットは、私はおすすめできないです。
【毛のお手入れと信頼度】
ぺろちゃんは、子犬の時からプラッキングをしていますが、慣れないうちは暴れたり逃げ回ったりしていました。
幸い食べるのが大好きなので、フードをあげながらモチベーションを上げて、やっとさせてくれる感じ。
それでも、数分でバタバタし始めるので、イライラしてしまう時もありました。
1歳半を過ぎてから、少しずつ落ち着いていられる時間が伸びてきたように思います。
私を信頼してくれてるのかな、と思うと嬉しくて、愛しくてたまりません。
こんな感情をすべての飼い主さんに味わってほしいと思います。
(ちなみに夫がやるとめっちゃ反抗します。それもかわいいけども。。)
↓私がお手入れで使用している道具はこちらです。