ぺろちゃんが2歳5ヶ月の時のこと。
オシッコの後、ペットシートに異物が付着していることに気づきました。
よく見ると、オシッコもオレンジ色…いや、血が出てる?!

調べてみると、血尿が出た場合は、自然治癒を待つのではなく、速やかに動物病院へ行くべきとのこと。
ぺろちゃん自体はいたって元気で、食欲もあり、オシッコ後に気にするそぶりはなかったのですが、大事をとって翌日、動物病院に行きました。
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【血尿が出たらオシッコ持参で病院へ】
尿検査に備えて、オシッコを採取。
ネットで調べると、検査前2〜3時間以内に採尿することが好ましい(雑菌が繁殖したりするため)とのことで、朝多めの水分でごはんをあげ、病院に行く前に採尿しました。
採尿のやり方ですが、いつも使っているトイレトレーにサランラップを重ねて敷いておき、犬がおしっこをした後で集めて、空き瓶に回収することでスムーズに採尿できました。
トイレについていた異物は、ティッシュの上にのせて、サランラップで包んで、見てもらえるように準備しました。
【動物病院での診察結果】
まずは尿検査の結果。

タンパク質と潜血が出ていて、菌も発生している。
「膀胱炎ですね」とのことで、薬(ビクタス)を与えながら経過観察しましょう、とのこと。
異物に関しては、特に何も言われませんでした。
続いて、エコー検査。
下の写真は、膀胱を上下逆さまに撮ったエコー画像。

機械を動かすたびに、尿管から膀胱内に石のようなものがパラパラと落ちるのが見えるほど、結石がたくさんできているのがわかりました。
「結石ができやすい体質なのかも。付き合っていくしかないですね」
と、言われてしまいました。
今後は、療法食を与えながら、結石のできにくい生活をしていくことになりそうです。
今回は、尿検査・エコー検査・薬の処方として、合計7,139円の診療費でしたが、アニコム健保適用で、自己負担は2,141円でした。
獣医師さんには
「早めに来てもらってよかったと思います」
と言ってもらったし、健保のおかげで、早期発見・早期治療につなげられて、入っててよかったなと思います。
【なぜぺろちゃんは結石症になってしまったか】
病院でもらった「尿路結石症」を紹介する用紙に書かれていた原因は、以下の通り。
- 尿路感染症
- 飲料水の摂取の減少
- 食餌に起因するもの
- 内分泌または代謝の異常
これをぺろちゃんに置き換えて、結石ができてしまった原因として考えられることをまとめてみました。
陰部の毛の長さ
陰部の毛が、オシッコで変色してダマになってしまっているのが、前から気にはなっていました。
今回、この点についてはお医者さんから指摘されたわけではないですが、不衛生であれば膀胱炎のリスクは高まることが想像できます。
ぺろちゃんはメスなので、オスよりも膀胱炎にはなりやすい。
これを機にお手入れしないといけないな〜と。
冬になって水を飲む量が減った
気温が下がってきて、明らかに水を飲む量が減ったぺろちゃん。
確かに、ここ数日は、オシッコの色が濃く、ウンチも固かった。
心配しすぎもダメだけど、ちょっとした変化に「おかしいかも」って気をつけることは大切だなぁと思いました。
ちゃんと水分摂取できているかどうかも、見ておかないといけないですね。
手作りごはん
以前に腸内フローラの検査を受けた時、結果が悪かったため、改善するために手作りごはんとドライフードを組み合わせた食事をさせていました。
低カロリーの豆腐やおからを使うことが多かったし、納豆もあげていたし、野菜やフルーツなどいろいろな食材をあげていました。
でも、大豆製品や野菜、フルーツには、結石ができやすい「マグネシウム」や「カルシウム」が含まれるため、継続的に与えることで、結石がよりできやすくなっていたことが考えられます。
特に、おからはよく使っていたので、原因として可能性はありますね。
よかれと思っていたことが、逆にぺろちゃんを苦しめることになっていたとは……。
以上のようなことに加えて、寒暖差でぺろちゃん自身の抵抗力も下がっていたのかもしれません。
【今後どうするべきか】
まずは膀胱炎を完治させること。
それから、結石のできにくい生活(清潔にする、療法食にする、水分補給を意識するなど)に改めていくこと。
その中で、再発に気をつけて観察を続けていくことが必要になってくると思います。
私自身は、ドライフードばかりなんてかわいそう、食べるのが好きなぺろちゃんに食べる楽しみをあげたいと思って、今日まで手作りごはんにトライしてきました。
でも、結石ができやすい体質なら、それは私のエゴでしかない。
もちろん、そうじゃない犬もいると思うけど、ぺろちゃんには合わなかった、ということを認めなくちゃいけないなぁと思いました。
悲しいけど、仕方ないですね。
幸い、ぺろちゃんはドライフードでも、手作りごはんでも、薬でも、ゴミでも……文字通り何でも食べてくれるので(泣)、食べる楽しみという点では、たとえ療法食になったとしても、失われたわけではない。
むしろ、早めにわかってよかったんだ、そう前向きにとらえて、ぺろちゃんが少しでも元気で長生きできるように努めたいと思います。