うちの犬は、ありとあらゆるものを噛みちぎり、最終的には食べてしまう。
歯が生えかわるまでは、歯がかゆいだろうからと大目に見てきたのですが、多分それがまずかった。。。
クレートの中に毛布やバスタオル、時にはフリースを入れて、寝床にしていたのですが、それも噛みちぎって、一部を飲み込んでしまうことが何度もありました。
この記事で私の体験談をご紹介します。
【なぜ犬は毛布やタオルを食べるのか】
私が犬を観察していて気づいたのは、犬が毛布やタオルを食べるまでに段階があるということ。
放り投げて追いかけたり、引っぱったりして遊ぶ
↓
飽きて座り込んでカミカミし始める
↓
噛みちぎる
↓
口の中でクチャクチャ噛んで飲み込む
というような流れです。
その時の犬の心理としては、
カミカミ!楽しい!
↓
ちぎれる!おもしろい!
↓
あ、いつの間にか飲み込んじゃった!
という感じでしょうか。
調べたところ、犬は一度おもしろいと学習したことをヘビーローテーションしてしまうそうな。
退屈しのぎで噛み始めたら、噛みちぎれておもしろいことを学習してしまった、ということですね。。
人間にとっては、毛布はおもちゃではありませんが、犬はおもちゃと毛布を区別することができません。
だから、「おもちゃは噛んでいいけど、毛布は噛んじゃダメ」というのは、犬には理不尽な要求かもしれません……。
【対処方法は、与えない】
では、一度噛みちぎることに快感を覚えてしまった犬に、どうすれば毛布やタオルを噛ませないようにできるか。
私の対処法はズバリ、
毛布もバスタオルも与えない!
です。汗
私も最初は「ふかふかの寝床で寝かせてあげたい」とか「取り上げたらかわいそう」とか思ってましたよ。
でも、何度も飲み込んでしまって、ウンチとして出てくるまで何度も心配な思いをして、ほとほと疲れました。
エアコンで室温管理しているなら、誤飲のリスクをとってまで毛布を与えるメリットはありません。
……ということで、クレートに入れていた毛布やバスタオルは撤去。
【その後の犬は】
犬はどうなったかと言うと、別に毛布やバスタオルがなくてもふつうに寝ます。笑
というか、トイレでもいつも寝てるくらいだし、まったく問題ないです。
寝る時は毛布は必要やろってのは、私の思い込みだったのね……。

その後、数週間経ったので、試しに寝る直前にクレートに毛布を入れてやると、嬉しそうにクレートに入るので
「やっぱりいるんかよ……」
と思った次第です。苦笑
毛布は毛布で気持ちいいんでしょうね。
なので、今は寝る時だけ与え、朝起きたら取り上げるようにしています。
今回の件で、飼い主には「犬をリスクから守りつつ、欲求をうまく満たしていく生活」が求められてるんだな〜と痛感。
元気な犬とずっと一緒に暮らしたいから、これからも学んでいきたいと思います。
【追記】
この記事を書いた当時は生後8ヶ月頃。
その後も、噛み始めたら注意する、取り上げるのが遅くて噛みちぎられてしまった時には、すぐに取り上げて目の前でゴミ箱に捨てる……など、かなりしつこく、厳しく、「ダメ」と伝えました。
また、かまってほしい時に噛んでいることに気づいたので、散歩でしっかり疲れさせることを意識しました。
あとは、噛みたい欲求を満たせるように、鹿の角など噛んでもいいものを与えました。
そして、やっぱり主従関係がないと注意しても聞いてくれないので、リーダーウォークを始め、主従関係を意識したしつけをしました。
犬が1歳になる頃にはサークルにタオルを入れていても、噛みちぎることがなくなったので、今では安心して与えられます。
あきらめずに伝えれば、犬はわかってくれるんだと実感しました。